部屋中かほる ごぼう茶を飲んでみた

この中華食材はどうやって食べるのだろう?何に使うのかな?
そんな疑問に体当たりでレポート。
不思議に思っている食材がありましたら、どしどし教えてください。
毎回ひとつの食品に迫る、「何チューカ、シリーズ」の第一弾!

<ごぼう茶 牛蒡茶 burdock tea>
本物の香港で、10ドルで購入。
50グラム入りで、日本円で100円也。日本のアジア食材店でもたまーに見かけます。

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マツモトキヨシ風のドラッグストアで発見。このドラックストアは、香港のいたるところにあります。
パッケージの日本語、[花の飲]にすぐさま心を奪われてしまいました。お店のなかには、この手の商品が盛りだくさん。
肌の美水、白の面膜、優の良品などなど。ひらがなの [の] がつくと、なんとなく日本語っぽくなる、マジックワード!?

さて、気になる効能はパッケージの裏へ。デトックスに通風予防、血糖値とコレストロールを下げ、さらに胃にもやさしいというスグレモノ。
特に私はデトックス効果に大いに期待して購入しました。

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開封すると、けっこう強烈な泥のにおい。見た目はおへそにそっくり。十片をとりだして、コップの中へ。
熱湯を250ml注いで中を見ると、底に沈んでいたもののうち、3片がゆっくりと浮かび上がってきました。

何と!そのうち1つのゴボウちゃん、縦に立って浮かんでいる!

茶柱ならぬ、ゴボウ柱が立って、縁起がいいこと間違いなし。少し幸せな気持ちになりながら待つこと3分。
うすーい麦茶色になり、部屋にはゴボウの香りがほのかに広がっています。
なんだか私も土の中に埋まっている気分。
しかし、気になるゴボウ柱は、沈没してしまいました。

では、気を取り直して頂いてみます。うーん、まさにゴボウの風味。ほんのり甘く口に広がる大地の力強さ。
一緒にお茶した友人2名の感想も同じ。まさにゴボウ風味。1杯目はおいしいけれど、おかわりはいいかな。
ゴボウ茶を使っての炊き込みご飯は、簡単でおいしいかもしれません。近いうちに挑戦してみます。

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出がらし(というのだろうか?)を捨てるのはなんだかもったいない気がして、そっと口の中に入れてみると、
これがしっとりとしてとてもおいしい。
マヨネーズを少し混ぜ、ごぼうサラダにして食べました。ごぼう茶&出がらしごぼうサラダ、健康志向のカフェのセットメニューでデビューできるかな?

まだまだ、ごぼう茶体験済みの人は少ないと思います。まさに時代のささがき、いや、先駆けですね。

<著: 久里類*クリルイ>